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ウイルス対策効果を高めるオゾン発生器の正しい設置場所

 
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新型コロナウイルスとの戦いが長期戦となってきた昨今、手洗いやアルコール消毒・マスクの着用に加えてウイルス対策として有効とされているのがこまめな換気です。

 

いかにコロナウイルスを体内に取り込まないようにするかというのが重要になってきます。

 

しかし、手洗いやマスクはともかく冬の寒い日や雨の日にも定期的に換気をし続けるというのは手間や健康面を考えてもかなりの負担です。

 

広い空間となるとそもそも換気をすることによる効果がきちんとあるのかどうかも不安になります。

 

そこで、換気ができない・しにくい場合に近年有効とされているのが、高性能オゾン発生器を使用したオゾンによるウイルス・細菌対策と言われています。

 

なぜオゾンがウイルス・細菌対策として注目されているのか、そして高性能オゾン発生器をどこに置けばオゾンの効果を十分に発揮させることができるのかという点についてご紹介します。

 

1. オゾンとは?なぜオゾンがウイルスや細菌に有効なのか

オゾンとは、地上のはるか上空のオゾン層という層に多く存在している気体のことで、太陽からの有害な紫外線を吸収して地上の生命を守る役割を持っています。

 

また、私たちの身の回りの空気中など自然界にもオゾンは存在しており、空気を浄化する効果を持っていると言われています。

 

そんなオゾンの正体は、酸素原子(O)が三つくっついた気体で、オゾンを化学式で書くと「O³」とあらわされ、酸素原子二つからなる酸素(O²)に非常に近い気体ということがわかります。

 

オゾンは酸素に比べてとても不安定という特徴を持つ気体であり、ウイルスや菌などの物質が近くにあると酸素原子を一つ放出して酸素になろうとする性質を持っています。

 

この時オゾンによって発出された酸素原子がウイルスや菌にくっつき、表面の細胞膜を酸化させて破壊、この作用のため、オゾンはウイルスや菌を不活化する作用があると言われているのです。

 

従来は人体にも影響のあるほどの高濃度なオゾンがこの作用を持っていると考えられていましたが、詳しい研究により人体に影響のない低濃度のオゾンでも十分にウイルス・菌に効果を持っていることがわかってきました。

 

この場合の「低濃度」とは、自然界に存在しているオゾンの濃度と同じレベルの濃度ということで、オゾンがウイルスや菌を破壊した後は酸素のみが残るため、そういった面からも安全性が高いとされています。

 

アルコールよりも高い除菌効果を持ちながら、安全性との両立も実現している成分です。

 

2. オゾンが新型コロナウイルスにも効果を持っていることが実証!

酸素原子を発出してウイルスや菌の細胞膜を破壊し、無力化する効果を持つオゾン。

 

2020年8月にはさらに研究結果が発表され、このオゾンが新型コロナウイルスに対しても効果を発揮するということが明らかにされました。

 

この研究発表によると、人体に影響のない低濃度(0.05~0.1ppm)のオゾンでも、新型コロナウイルスを不活性化させる効果がありました。

 

換気のしにくい場所や人の集まりやすいオフィスや店舗でも、オゾン発生器を使用してより効果の高い新型コロナウイルス対策ができると言えます。

 

店舗やオフィスにオゾン発生器を設置すれば、外部に対して「この店・オフィスは感染症対策に力を入れている」というアピールをすることにもつながります。

 

オゾンには高い消臭効果も

対ウイルス・菌効果の他にオゾンが持っているのが高い消臭効果です。

 

ウイルスや菌に対する効果同様、オゾンが発出する酸素原子が臭いの元となる物質を酸化・破壊するので、臭いの原因から対処することができるのです。

 

強い香りで臭いを上書きする芳香剤とは異なり、オゾンは臭いの根本原因を断つので、芳香剤などの強い香りが苦手な方・臭いを原因から何とかしたいとお考えの方におすすめと言えます。

 

オゾンによる消臭効果は、香水などの人工的な香りよりも、人や動物が発する自然の臭いにより大きく作用します。

 

人の加齢臭や汗の臭い、ペットのトイレの臭いなどが気になる方にとっては、オゾンの消臭効果の側面も魅力的でしょう。

 

換気がしにくい環境ではついつい臭いも中にこもりがちになります。

 

オゾン発生器を効果的に使用することで、ウイルス対策をしながら効率的に臭い対策もできるのです。

 

3. オゾン発生器の効果をより引き出す「正しい置き場所」とは

新型コロナウイルスや臭いに効果を持つことが分かってきたオゾンは、「オゾン発生器」を使って簡単に発生させることができます。

 

そんなオゾン発生器ですが、より高いウイルス対策効果を得るためには設置場所にも拘りたいものです。

 

まずオゾンの特徴として、通常私たちの周りを取り囲んでいる空気よりも比重が重いため、より下層の方にたまりやすいという点があります。

 

つまり発生したオゾンが下方に移動することを見越して、オゾン発生器は出来るだけ高い所に、そして換気扇とは反対の場所に置くことが望ましいと言えます。

 

オフィスや家の中で例えると、机や棚の上、窓際のスペースに置くのが良いと考えられます。

 

また、人通りのある所など、空気が循環するような所に置くのもおすすめで、人の動きによってオゾンが拡散され、より広くオゾンの効果が発揮されます。

 

現在はオゾン発生器の開発が進み、高性能なオゾン発生器でもコンパクトなモノが多く発売されています。

 

特に臭いの気になる所に置いてみる、人の密集度に合わせて場所をその都度変えるといった使い方も可能です。

 

オゾン発生器を置くのは「高い場所」そして「空気の循環する所」、この二つのキーワードを参考に置き場所を工夫してみてください。

 

4. 高性能オゾン発生器と従来の対策を組み合わせて万全の対策を

ここまで、ウイルスや細菌に効果を持つオゾン発生器について紹介してきました。

 

人体に影響のない低濃度でもウイルスや細菌を破壊することのできるオゾンですが、これだけで新型コロナウイルス対策が100%完璧かというとそうではありません。

 

やはり低濃度ということもあり、ウイルスや菌を完全に無力化することは出来ないというのが現状です。

 

「手洗い・消毒・マスクの着用」といった従来の対策とこのオゾン発生器を組み合わせることで、新型コロナウイルスへの対策を高めることに繋がります。

 

ここで一つおすすめなのが、タイマー制御でオゾンの濃度を切り替えてくれるタイプのオゾン発生器です。

 

タムラテコ製のオゾン発生器であれば、低濃度オゾンを発生させる「有人モード」と高濃度オゾンを発生させる「無人モード」を切り替えながら使用することができます。

 

日中など人がいる時間帯には有人モードにして低濃度オゾンを、夜間など無人になる時間帯には高濃度のオゾンを散布してより高い殺菌・対ウイルス効果を得ることができるのです。

 

薬剤などは不要でランニングコストがかからないというのも嬉しいポイントで、一つの対策だけにとらわれず、効果のある対策を複数組み合わせることで新型コロナウイルスに負けない環境づくりを目指していきたいものです。

 

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