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ポータブル発電機で暮らしの安全対策を実現しよう!

 
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地震や台風による被害で停電することがあります。

停電してはじめて自覚するのが、私たちの暮らしのほとんどは「電気」に頼っているということでしょう。

 

気になることがあれば、スマートフォンをサッと取り出して検索。

 

  • 天気
  • 電車の時間
  • お店の情報
  • 友人との連絡

 

スマートフォンが使えないとできないことばかり。でも、停電するとスマートフォンのバッテリーは減るいっぽう。残量が最後のひとメモリになった瞬間に、どうしようもない気持ちになったという方もいらっしゃるかと思います。

 

そこで今回は、災害時でも、アウトドアに出掛けた先で電源がなくても、電気が通っていない工事現場や建設現場でも、安心して必要な電気を供給できる「ポータブル発電機」についてお話していきます。

 

1: ポータブル発電機で知っておきたい電気の種類

ポータブル発電機といっても、様々な種類があります。

ですので、とにかく最安値のものを購入しておこうと考えてしまう方もおられますが、ちょっと待っていただきたいのです。

 

というのも、電気には種類があり、発電機によってはスマートフォンやパソコンなどの精密機器には使えないこともあるのです。

(1)インバータ

電気の種類の中で、もっとも安定していて良質と言われているのがインバータです。

 

インバータ発電機は、家庭や会社、工場で普段使っている電気と同じくらい安定した電気を作ります。そのためパソコンやスマートフォンから、蛍光灯まで、ほとんどの電気製品に使うことができます。

 

あなたがスマートフォンの充電にも使いたいのなら、インバータ発電機を選ぶようにしましょう。

(2)スタンダード

スタンダード発電機というものもあります。この「スタンダード」とはどういった電気なのかというと、インバータよりも安定性が低い電気なのです。

 

そのため精密機器に使うと誤作動や故障の原因になることもあります。蛍光灯なら、蛍光灯の性能を使えなくて暗い感じになることもあります。

 

いっぽう、スタンダード発電機でつくる電気は、精密機器ではない機器なら使えますし、発電機そのものもインバータ発電機よりも

 

  • 安く
  • メンテナンス性が高く
  • 頑丈

 

という特長を持っています。

 

そのため、あなたも一度は目にしたことがあると思いますが、

 

  • たこ焼きなど屋台の電源
  • 工事現場の明かり
  • 野外イベントの照明

 

というようなシーンで使われています。

(3)FW

ヤマハから「FW」、ホンダから「サイクロコンバータ」という方式の発電機が登場しています。

この発電機は、インバータ発電機とスタンダード発電機の中間的な特性を持ったものです。

このように、発電機の種類によって、作った電気の種類が変わります。そして電気の種類によっては「使えるもの」「使えないもの」があることを理解しておきましょう。

 

「発電機が安いから購入して、キャンプ場でパソコンに使おう!」という気持ちはかまいませんが、安い発電機が「スタンダード発電機」なら、パソコンに使えないので購入しても無駄になります。

 

2: ポータブル発電機を選ぶポイント

ポータブル発電機を選ぶには、3つのポイントを検討しましょう。

(1)どんなシーンで何に使うのか

これが大事です。

アウトドアで、照明などに使うのか。

災害時のスマートフォンの充電にも使いたいのか。

災害時の対応で、電動工具にも使いたいのか。

 

先ほども出てきましたが、発電機でつくる電気の種類を間違えると、いざというときに使えないことになります。

(2)作れる電気の量

あなたがポータブル発電機で使いたい機器の消費電力はどれくらいでしょうか。

 

ポータブル発電機が作る電気量を超えた消費量にならないよう、気をつけましょう。

また、電気を使う機器には「起動電力」と呼ばれる、電気をONしたときに発生して消費する電力があります。

 

そのため、ひとつの機器が使う電力としては、

 

起動電力 + 消費電力 = 機器に必要な電力

 

という計算式で求め、使いたい機器に必要な電力を合計して考えるようにしてください。

(3)発電機には燃料が必要

当然です。発電機を動かす為には、何らかの燃料が必要です。

 

ポータブル発電機の燃料で多いのは、

 

  • ガソリン
  • カセットガス

 

この2つです。

 

ガソリンは発電に必要なコストを安く抑えられます。また、長時間発電することができる耐久性もあります。

 

カセットガスは、カセットコンロに使っているボンベタイプのものです。こちらはガソリンとは違い、燃料の保管が簡単で長持ちします。

 

ガソリンのように揮発しないですし、保管する上でも引火する可能性が低いため、扱いやすくなっています。

 

3: ポータブル電源という方法もある

ポータブル発電機は、ちょっと大げさ。そんな方には「ポータブル電源」があります。

 

この商品も最近バリエーションが豊富になり、デザインや色も選ぶ楽しみが増えてきています。

 

ポータブル電源は、これそのもので発電するのではなく、電源のあるところで充電して使う方法です。

 

小型のバッテリーを持ち歩いている感覚ですね。

 

ポータブル電源を選ぶときにも、発電機と同じように「使える容量」を調べておくことが大切です。

 

また容量が大きくなるほどに、ポータブル電源が重くなる傾向にあるため、必要最小限の使用量で考えておきたいところです。

 

あと、ポータブル電源は「防水性」にも注意しましょう。急な雨や災害で水が付くこともありますので、故障して使えないというリスクを減らすことができます。

 

4: これからは「水」を使った発電も!

ポータブル発電機とポータブル電源を紹介しました。

どちらも災害時に使いやすい機器ではあります。

 

ただし、ガソリンやカセットガスを使った発電機は、動かしていると音が耳につくかもしれません。また、どちらも「燃焼」することで発電していますので「一酸化炭素中毒」のリスクはつきまといます。

 

さらに、ガソリンの場合は手違いで引火し、他人の命に関わるトラブルへ発展するリスクもあります。

 

ポータブル電源は、充電できる環境があれば使い続けられて便利ですが、災害でライフラインが止まったときは、充電することができないので使えないかもしれません。

 

このように「いざ」というときに使えないのでは、ポータブル発電機やポータブル電源の意味がなくなります。アウトドアだけで使って楽しむのなら問題ありませんが、せっかく購入するのなら災害時にも使いたいはずですよね。

 

そこで、水都環境サービスがおすすめしているのが「水」を使った発電機です。

この発電機は、燃料に水を使います。もし水が手に入らない場合は「尿」でもかまいません。

 

燃料が水なので、一酸化炭素中毒のリスクもありませんし、引火してトラブルになるリスクもありません。

 

クリーンな環境で安定して電気を作って使えますので、一家に一台、会社や工場にも、そして自治体の災害対策にも準備しておけば、いざというとき安心できると思います。

 

5: まとめ

ポータブル発電機は持ち運びにも便利ですし、どこでも発電できるので安全対策にはうってつけです。

 

しかし、先ほどお話しましたように、一酸化炭素中毒や引火というトラブルをゼロにすることはできません。

 

そこで最後にご紹介しました「水を使った発電機」を検討してみていただきたいのです。

もっと詳しい内容を知りたいという方は、こちらのページをご覧いただくか、お問い合わせからご相談ください。

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